
不動産売却について~基本ステップをご紹介~

ステップ①:売却の目的を明確にする
住み替え・相続・資産整理など、目的によって優先すべき条件が変わります。
価格重視か、スピード重視か、税制優遇を活かすかなど目的が明確だと、不動産会社との相談もスムーズになります。
ステップ②:相場の確認・査定依頼
周辺の成約事例や売出価格を調べる → SUUMOやレインズ・マーケット・インフォメーションなどが参考に。
査定方法の選択→一括査定サイト・インターネット媒体(SUUMOやホームズなど)から査定依頼をする・不動産会社のHPから依頼するなど色々な方法があります。
ステップ③:不動産会社を選ぶ
査定額だけではなく、対応の丁寧さ・販売戦略の具体性もチェック。
地元密着型・大手・中小など、会社のタイプによって強みが異なりますので、複数社に査定を依頼して比較するのがポイント!
ステップ④:媒介契約を結ぶ
ステップ⑤:売却活動(広告・内覧)
SUUMOなどのポータルサイト掲載、チラシ配布、オープンハウスなどを実施。
内覧対応では、第一印象が重要 → 清掃・整理整頓などで印象アップ!
内覧された方から、購入申し込みがあった場合は、条件交渉(価格・引渡し時期・設備)もこの段階で行われます。告知事項がある場合は内覧の申込があった時点などできるだけ早い段階でお伝えした方が◎。
ステップ⑥:売買契約の締結
購入申し込みで条件の交渉が纏まった場合は、売買契約となります。
重要事項説明 → 契約書署名 → 手付金授受の流れで進み、戸建だと購入申し込みから1週間ほどで、マンションだと1週間から10日で売買契約となります。
契約内容(解除条件・引渡し時期・設備の有無など)や、物件状況確認書(告知書)の記載内容に誤りや記入漏れが無いかしっかりと確認。
場合によっては、仲介手数料の一部をこのタイミングで支払うこともあります。
ステップ⑦:決済・引渡し
買主が住宅ローンを利用する場合は、借入先の金融機関に、買主・買主側仲介業者・司法書士・売主・売主側仲介業者が集まります。
司法書士が登記の書類の確認と本人確認を行い、書類に不備がなければ、融資の実行→残代金・固定資産税等の分担金の受領 → 所有権移転登記・抵当権設定登記申請→鍵の引渡となり、これらはすべて同日に行われます。
売却する物件に住宅ローンの残債がある場合は、抵当権抹消登記が必要です。 登記手続きには、事前に司法書士へ依頼内容を伝え、借入先の金融機関とも連携してもらう必要があります。
なお、登記を司法書士に依頼する場合は報酬が発生します(相場は2〜3万円程度)。費用は事務所によって異なるため、事前に見積もりを確認すると安心です。 費用を抑えたい方は、ご自身で法務局へ登記申請することも可能ですが、書類の準備や手続きに一定の時間と知識が必要です。

